我流で焼く牛タンこそ最高

我流の牛タンの焼き方

うちには食べ盛りの中学生が二人いる。焼肉に行くときは、食べ放題のある店でないと会計が恐ろしくておちおち味わってなどいられない。ちょうど家から車で5分ほどの場所に食べ放題で有名な某焼肉店ができたので、今では月に一度、給料日後の週末に家族みんなで行くことにしている。私たち夫婦の食欲は昔より落ちているのであまり元は取れないけれど、その分息子たちがモリモリ元を取るくらいの勢いで食べてくれる。食べ盛り中学生の口に焼きたての肉がドンドン消えていくのは、見ていて気持ちがいい。

お肉の頼み方にもルールがあって、お腹が空いている最初の方は薄い肉しか頼むことはできないことになっている。何故なら最初の方はお腹が空きすぎて、厚いお肉が焼けるのを待つことができないからだ。だから薄切りのロースやカルビ、それから牛タンから頼むことにしている。子供たちのお肉の焼き方と来たら…ほぼレアなのでは?と思うくらい、焼きあがるのを待つことができない。
(参考:波乱万丈の味、それが牛タン

それじゃあお腹壊すよ、もうちょっと焼いてから食べなさいといくら私が口酸っぱく言っても、馬の耳に念仏、肉を前にしたライオンに待て、である。本当ならば牛タンは一面をしっかり焼いて肉の形が歪んでから、一度裏返して焼いて食べる、というのが一番美味しい食べ方らしいけれど、我が家の肉を前にしたライオンたちは、網に乗せてまだちゃんと焼けていないうちからひっくり返してちょっと待ち、口に流し込む、というやり方である。カレーは飲み物、だと言ったタレントが昔いたけれど、子供たちを見ていると、肉が錠剤のように見えてくる。

まあそれでも火は通っているらしく、お腹を壊したことは一度もない(内臓がライオン並だったりして。よい子は真似しないように!)ので、我流で焼く牛タンこそ最高なんだろうな、と二人の食べっぷりを見ながらしみじみ思うのだ。